猫といえば冬になるとコタツで丸くなると言われているように、寒さが苦手な生き物です。
コタツのあるご自宅では、実際に猫がコタツから出てこないと言うご家庭が多いようですが、ノルウェージャンの場合はこの現象が起きるとは限らないのです。
本日は、ノルウェージャンの冬の過ごし方についてご紹介致します。
ノルウェー出身の猫
ノルウェージャンはその名の通り、ヨーロッパのノルウェーが原産の猫種です。
ノルウェーはヨーロッパの中でもかなり寒い国に該当し、その冬の平均気温は-3℃前後と言われています。
(実はノルウェーは暖流の関係もあり、緯度の割に-3℃前後で済んでいるのです。)
とは言え、雪もかなり降る国ですので、そこに住んでいる動物たちは比較的寒さに強い性質を持っています。
そして、それはノルウェージャンも例外ではありません。
ノルウェージャンの長毛で防寒効果
ノルウェージャンの特徴の一つに、その優雅で長いコートが挙げられます。
その美しい長毛は水弾きも良く、また保温性も抜群です^^
よって、日本の冬でも日本猫ほど凍える事もなく過ごす事ができるのです。
福岡に引っ越したチョビ君も、10℃前後の気温の日でも余裕でベランダでくつろいでいるようです。
※もちろん寒さに強いと言うだけで、寒くても大丈夫と言うわけではないので、北海道などの寒い地域で外気温に晒しっぱなしと言う環境は、ノルウェージャンにとっても寒く感じるはずですので、その点は注意が必要です。
冬仕度で換毛
上記でノルウェージャンの冬の寒さへの耐性についてご紹介しましたが、もちろん年中厚手のコートに覆われているわけではありません。
しっかりと季節の変わり目に夏用、冬用と纏っている毛の種類を変えているのです。
今の季節(冬)では、もちろん寒さに耐えるために、保温性の高い毛質に変わっていますので、ちょっとやそっとの寒さはへっちゃらです!
ただ、気を付けたいのはむしろ室内温度です。
暖房の付け過ぎはNG!
冬の寒さに対応するためのコートですので、人間で言えば厚手のダウンジャケットにマフラー、ヒートテックなどで完全防備をしている状態にあります。
よって、室内において暖房をガンガンにかけてしまうと、ノルウェージャンの冬用のコートがかえって熱を逃す事が出来ないサウナスーツと化してしまうのです。
そうなってしまえば、人間でも同様にかなりキツイですよね。
なので、普段から暖房がついている家庭のノルウェージャンであれば、暖房がある室温に慣れている事が考えられますが、普段は付けずに急激に暖房を使うようにされる場合は、急激に温度を上げずに少し控えめの温度設定にすれば、ノルウェージャンにも優しい環境になるでしょう^^